一万年以上前から残る
大阪府天然記念物「ブナの原生林」
妙見山の山頂付近には大きなブナの木が幅広く根を張っているのが見られます。一万年前から人の手が入っていないとされるこのブナの原生林は、大阪府自然環境保全地域として指定されています。
日本のブナ林は温帯(年平均気温が6~13度C)の代表的な落葉樹で、日本の西南地方では一般に1000メートル以上の山に生育していますが、妙見山のブナ林は660.1メートルと比較的低い山に生育していることで珍しいとされています。
妙見山頂から西南の斜面にかけて周り2メートル以上のものが約100本もあって、中には直径が1.3メートルを越える大阪府下最大級のものも見られます。昭和58年5月2日に大阪府の天然記念物に指定されています。
大阪府が選定している自然の名所
「大阪みどりの百選」に指定されています
このように自然に恵まれた妙見山は、大阪府が選定している大阪府内の自然名所100ヶ所「大阪みどりの百選」指定地として第29番目に指定されています。
指定された理由として、「信仰の山として古い歴史を持ち、山頂や参拝堂からの眺望がすばらしい。山頂には府下では珍しいブナの自然林があり、小鳥や昆虫類が豊富である」ことがあげられています。
多種多様な植物や野鳥が生息し、写真撮影の名所としても知られています
ブナ林を始め、大阪府下では珍しい大きさの栃の巨木やその他にも妙見山中には杉や檜の大木が多く、
この深い緑の中には多種多様な植物を観察・撮影することができるため全国各地から風景撮影愛好家が訪れています。
また深い山であるため、野鳥の種類も多く、カワセミ、オオルリ、サシバ、ヤマドリなど82種類の野鳥を観察・撮影することができるため野鳥撮影愛好家にも愛されています。
数多くの植物・野鳥のありのままの姿を撮影することができます。
「ブナの原生林」の生命力を感じ
一歩進んだ森林浴を味わうことができます
一万年前から人の手が入っていないとされる「ブナの原生林」に足を踏み入れると、この原生林特有の息づく命や力を感じることができます。
息づく命や力を体感することで、日常生活の疲れやストレスを癒すことができ心身ともにリフレッシュできる効果があると言われています。
この他では味わえない「一歩進んだ森林浴」を是非、体感してください。